所得税確定申告早めの準備のおすすめ②~まずはとにかく分ける

東京都目黒区のファイリング・デザイナー税理士の海老名洋明です。

平成29年(2017年)分の所得税の確定申告

平成30年(2018年)3月15日(木)が申告及び納付期限となっております。

また、

平成29年(2017年)分の個人消費税の確定申告

平成30年(2018年)4月2日(月)が申告及び納付期限となっております。

(振替納税の場合、所得税は平成30年4月20日(金)、消費税は平成30年4月25日(水)が振替日)

「まだまだ先」と思っている方、今から少しずつ準備して早く確定申告を終えて楽になりませんか?

・今年から事業を始めたばかり
・寒空の中、無料相談に並ぶのも、税務署へ行くのも嫌だ
・申告とマネープランの相談にも乗ってほしい(税理士でないFPが税金を含めたマネープランの相談を行うことはできません)
・今のうちにできる節税策はないかアドバイスがほしい
・源泉所得税を早く還付してほしい

 

「でも、何から始めればいいのだろう。」という方のために、税理士がよくしていることを教えます。

 

「まずは分ける」

納税額や還付額を求めようと最初から申告書とにらめっこしがちです。

でも、1年分たまったレシートの束を見て愕然。何も進みません。まずは、レシートや請求書を分ける作業から始めましょう。

税理士が所得税の確定申告書を作成する際、最初から会計ソフトも税務申告ソフトも触りません。

せいぜい、税務申告ソフト上でお客様情報を確認し、前年の状況を確認する程度で、最初から入力することはありません。

税理士はまず、お客様から送られてきた資料を分別することことから始めます。

クリアファイルにきれいにまとめていただくお客様は少数派で、たいていは銀行の札束入れ、封筒、ビニール袋などにごちゃ混ぜにされる方がほとんどです。

自分で確定申告しようとする方は、まず次の順番でレシートの束を分別することから始めましょう。

 

税理士がまずやること①~月ごとに分ける

まずは日付を見て、請求書やレシートを1月から12月まで月ごとに分けましょう。

中身は見てはいけません。余計なことは考えず、分けることだけを考えます。

日ごろから、レシートを伸ばして保存しておくことが大事です。

 

税理士がまずやること②~内容ごとに分ける

次に、月ごとにまとめたレシートの束を消耗品、切手代、交際費、会議費等、項目ごとに分けます。

細かなことは考えずにまずは直感で分けてしまいましょう。

カード、携帯電話など毎月請求されるものは1月から12月まで順に一つにまとめてしまいます。

「順に」まとめることで、抜けに気づくことができます。

また、月ごと、内容ごとに分けることで、「この月が少ない・多い」といった気づきを得ることもできます。

 

税理士がよくやること③~Excelで集計

月ごと、内容ごとにまとめたら会計ソフトへ入力、というパターンが多いですが、

複式簿記(借方、貸方)が不要な場合は、えびな税理士事務所では月ごと・内容ごとにExcelで集計します。

月ごとの状況を表にすることで1年の動きが分かり、損益の状況がより分かるようになるためです。

 

そこまでやったけど・・・

やっぱり申告書の作り方がわからない、という方は税理士に任せてしまうことも選択肢です。

Excelで集計までしておくと、新たな節税提案のしてくれる可能性が高まりますし、申告報酬も安くなるかもしれません。

 

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