クラウド会計コラム⑯~ベンダー発信の軽いノリの営業メールにご注意を~

東京都目黒区のクラウド税理士 海老名洋明です。

2018年も残り半月を切りました。

えびな税理士事務所においては、この1年間、お陰様で新たなお客様に恵まれました。

税理士 海老名の過去の経験をフル活用したサービスをご提供したところ、お客様からは、

話を丁寧に聞いてくれる

説明を尽くす

資料が見やすい、文章が論理的

といった言葉を頂戴し大変感謝しております。

 

真摯に事業に、税理士を含めた取引先に向き合うお客様が偉いのであって、私は大したことはしておりません。

こんなことを思いながら1年を振り返りながらも、12月の税理士業界は年末調整の仕事が残っています。

そんな中、12月中旬にマネーフォワード社から一足早いクリスマスプレゼントがやってきました。

 

新電力のご案内!?

お客様の従業員の1年間の税額を決める年末調整という大事な業務をしていたところ、

そのクリスマスプレゼントは突然やってきました。

簡単に言うと、税理士の顧問先を新電力に契約させたら、税理士に手数料が入るという営業です。

絵文字付きで、取引相手も不明確な内容で、私は気持ち悪い、不快、の感想しかありませんでした。

同業の若手税理士も一様に、ユーザーや税理士をなめている、ふざけている、といった反応でした。

軽いノリの文面から新手の詐欺!?と思う方もいらっしゃるかもしれません。

 

このベンダーは、ユーザーや税理士を手数料目的の道具としてしかとらえていないのでしょう。

(裏を返せば、こういう話に乗る税理士もたくさんいるのでしょうね)

 

なお、この案内は一部の税理士のみに送られているようですが、こんなノリの会社ですからユーザーにもある日突然こんな具体性のない怪しい勧誘が来るかもしれません。

問い合わせるのは自由ですが、まずは税理士に相談することをおすすめします。

 

税理士の重責

税理士は命の次に大事な国民の財産に触れる重責を担っています。

税理士はこの時期、サラリーマンの年税額を決める年末調整という大切な業務を行っています。

こんなときに、税理士に対してこんな軽いノリの営業をしてくるとは、

上場企業の品性を疑うとともに、

お客様の財産を守るのは税理士、という思いを改めて強くしました。

 

ベンダーのビジネスパーソンとしての致命的な欠点

お客様、税理士に対する理解の欠如

残念ながらクラウド会計ソフトのベンダーは、まっとうな税理士なら当たり前の上記の考え方が理解できないようです。

この件については、マネーフォワード社に厳重に抗議しましたが、同社は管理職を含め社員が全体に若く、国民の権利や税理士業務に対する理解が全く抜け落ちています。

問題の本質は「不快な思いをさせる」ことではなく、「納税者の権利が脅かされる」ことです。

このことを何回言っても、マネーフォワード社もfreee社も全く理解しません。

「いいもの売っているのに何でみんな買わないの?」といった売り手の傲慢さすら感じます。

この感覚が変わらない限りシェア拡大は永遠に無理でしょう。

 

地道な人間関係の構築の軽視

加えて、クラウド会計ソフトのベンダーは、

日頃からお客様と対面して血の通った人間として信頼関係を構築する

といった税理士なら(というより営業をされる方なら)当たり前の地道な行動をとても軽視します。

足を使って現場でユーザーや税理士の生の声をろくに聞かず、田町や五反田のオフィスで仕事ができると勘違いした20-30代の人間が多いのではないでしょうか。

だから、このベンダーの社員たちは、顧客や税理士(というより一ビジネスパーソン)の考え方や意見を今後も理解しない(できない)と思います。

マネーフォワード社にしろ、freee社にしろ、登録時だけ対面(またはハングアウト)し、

厳しい意見があったら、抗議があったら会ってお詫びさせてください(しかも税務代理人たる国家資格者に対して年末に日時指定でとは失笑ものです)とは、既に手遅れです。

営業担当者、さらにその上長の中身の薄い回答からビジネスパーソンとしての底の浅さがすぐに分かります。

地頭はそれなりにいいと思われますがとても残念な「痛い」方々で、ただただ不幸なことです。

会計ソフトのクオリティもさることながら、社員の質、意識のレベルが本当に大学を卒業したのかと思えるほど想像以上に低いですね。

こんな程度の人と時間を割いて会うほど、お客様も税理士も暇ではありません。

この観点からも、長年の実績を有する既存のベンダーの牙城を崩すのは極めて困難でしょう。

 

えびな税理士事務所の考え方

サービスのご提供の基本的な考え方

お客様に対して、有効でない保険の提案や本件のような新電力の提案は一切行いません。

いわゆる「儲かる話」には何らかのワナがあると考えます。当事務所には、そのワナをかいくぐる能力をあいにく持ち合わせておりません。

愚直に本業で儲けるのがシンプルでもっとも儲かり、その本業で儲ける方法はお客様自身が一番よく理解されているものと考えます。

ですので、えびな税理士事務所は、税務的視点からの経営のアドバイスは喜んでしますが、余計なお世話と感じられるような「経営指導」はしません。

 

税理士 海老名の性格

えびな税理士事務所の税理士 海老名はとても正直な人間です。

学生時代に漁師さんに、卒業後は食品工場の製造現場で人にもまれた経験を活かし、お客様の信頼を得るよう包み隠さずお話しします。

初対面のときも、ご契約後も話し方は変わりません(営業トークはいたしません)。

メールの文面は、すべて税理士 海老名がお客様ためだけに考えて書きます。

お客様のご要望に合わせて、心を込めてオーダーメイドのサービスを提供することをお約束します。

(このページを読まれた方はコワいと思われるかもしれませんが、真面目に事業に取り組むお客様にはとことん尽くします)

 

さいごに

AI、ICTの進展はあれど、えびな税理士事務所のお客様は目黒区を中心としたご近所の方が多くを占めております。

お客様が税理士を選ぶポイントは、物理的な距離もさることながら、人と人の心のつながりであることは今も昔も変わりません。

初回のご相談、御見積は無料で承りますので、当事務所ホームページをご覧になってフィーリング合うと感じましたら遠慮なくご連絡ください。

 

 

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