~毎月配達されるカード利用明細や領収書類は種類別にまとめる~
東京都目黒区のファイリング・デザイナー税理士 海老名洋明です。
前回は、節税へ導くレシート・請求書のまとめ方のコツの1つ目として「レシートを折らない」をご紹介しました。
レシートを折らないで保存することで、確定申告の際の集計が格段に楽になることをご理解いただけたと思います。
今回はコツの2つ目として、「毎月配達されるカード利用明細や請求書は種類別にまとめる」をご紹介します。
今やカードを一切使わず、ニコニコ現金払いのみで過ごす方は少数派です。
事業主の方においても、家賃、水道光熱費、ETC料金等、事業・日常生活を問わずあらゆるシーンでカードを使うことと思います。
えびな税理士事務所の税理士海老名は、学生時代から大学生協提携のカードで学食の支払いをしていました。
ところで、毎月郵便ポストに配達されるカード利用明細や電気・ガス・水道の領収書はどのように保管していますか?
他のレシートと混ぜて保管していませんか?
毎月配達されるもの
長期出張で事務所を空けない限り、「今月の電気代は0円」ということは、まずありません。
毎月郵便ポストに配達されるものの代表例はこんなところでしょうか。
①カード利用明細
②電気・ガス・水道の領収書
③固定電話代、携帯電話代、インターネット利用料の請求書・領収書
④得意先からの請求書・領収書(仕入・経費関係)
また、逆に郵便ポストに投函するものとして
⑤得意先への請求書・領収書(売上関係)
も毎月発生するものとして考えられます。
毎月配達されるものは、①種類別にまとめる
レシート類を種類ごとにクリップで留めて、月別に袋に入れるは良いことです。
しかし、その袋に毎月配達されるものを入れるのは、おすすめしません。
カード利用明細はA4サイズが多く、また、電気・ガス・水道の領収書は縦長の感熱紙やはがきサイズであり、レシート類と比べて大型です。
レシート類と一緒にこれらの書類を保管すると、レシートがくしゃくしゃになってしまい、集計する際余計な作業が生じます。(「レシートを折らない」参照)
また、袋に入れるのを忘れてしまいがちで、経費の計上漏れが生じてしまいます。
結果的に余計な税金を納付することになってしまいます。
カード利用明細1年分、電気代の領収書1年分、ガス代の領収書1年分、水道代の領収書1年分、という感じで毎月配達されるものは種類別にまとめるのがおすすめです。
毎月配達されるものは、②12月分が上になるように重ねて保存する
毎月配達されるものは、毎月配達されるたびに上に重ねて保存しましょう。
1月の上に2月、2月の上に3月、という具合に一番上に直近に配達されたものを見えるようにします。
この繰り返しにより、1年後の確定申告のときには、12月分が一番上になります。
上に重ねることで前月分がちゃんと保存されているかを確認することができます。
ファイリング・デザイナーとは、紙や電子による書類整理のプロフェッショナルで、一般社団法人日本経営協会が主催する検定の合格者に与えられる資格です。
えびな税理士事務所の税理士海老名は、ファイリング・デザイナー1級資格を取得しており、当事務所では環境に優しいペーパーレス事務所を実現しています。