クラウド会計コラム①~クラウド税理士の視点~

東京都目黒区のクラウド税理士 海老名洋明です。

えびな税理士事務所の税理士海老名は、インストール型、クラウド型双方の会計ソフトを20種類以上使用した経験があります。

その中でもクラウド会計ソフトは大変な将来性があると考えています。

開業したての事業主様を中心に、どのクラウド会計ソフトがいいの?という質問を多く受けます。

マネーフォワードクラウドとfreeeを例に、クラウド税理士海老名から見たクラウド会計ソフトの選び方をお伝えします。

 

1 使う機能はマネーフォワードクラウドもfreeeも同じ、でも…

freeeは素人向け、マネーフォワードクラウドは会計がわかっている人向けとよく評価されます。

しかし、個人事業主、法人成りしたばかりの小規模事業主の方が使う機能は、マネーフォワードクラウドもfreeeも実は同じです。

 

マネーフォワードクラウドの前仕訳コピー機能の活用を

この機能は次の仕訳を入力する際に、前の仕訳に入力した内容がそのまま残っている状態になる機能です。

これは結構便利な機能です。

例えば、「同じ店で何回も買い物をした」「毎日同じ駐車場に車を止めた」という場合に、

「入力内容を維持」欄にチェックしておくと、日付と金額を変えるだけで仕訳を登録できます。

 

クレジットカードの同期タイミングの違い

これは結構大きな違いです。

マネーフォワードクラウド 支払時に同期   カードで支払ったらすぐに会計に同期されます。
freee 締日ベースで同期

カードで支払ってもすぐには会計に同期されません。

締日になってから同期されます。

一言で申し上げると、マネーフォワードクラウドの方がタイムリーです。

将来クレジットカードの支払いが生じたときは、「あれ?同期されていない」「いつになったら同期されるんだ?」
といった疑問は結構なストレスになり、決算が遅れてしまう原因になります。

 

「摘要」欄の記載の有無

freeeをご使用のお客様の会計データを拝見すると、「備考」欄の記入がない場合がほとんどです。
これは画面表示の分かりづらさによるものです。

小規模の事業主様の場合は、「取引先」「品名・部門・メモタグ」欄を入力することはまれですが、

その流れで「備考」欄の入力も省略してしまうのです。

消費税の申告の際は、相手先や内容を帳簿上に記載することが求められることから

「備考」「摘要」欄は大変重要です。

税務調査の際、「備考」「摘要」欄が空白ですと、調査官は何があったのか必ず疑ってかかります。

使い勝手は同じと感じても、知らぬ間にこのような税務上のリスクを負うことがありますので、

クラウド会計ソフトを利用の際は、税理士に会計帳簿を確認してもらうことをおすすめします。

税理士視点から見ると、使用感はともかく、税務上のリスクの観点からマネーフォワードクラウドのご使用をすすめることと思います。

 

安定感

クラウド会計ソフトはサーバへアクセスして使用する都合上、インストール型会計ソフトと違い、

インターネット環境やサーバ等外部環境に大きく影響されます。

東京都目黒区のえびな税理士事務所は、最新のCPU搭載のデスクトップパソコン(第7世代 Intel core-i7 7700K)、

有線LAN環境で下り300Mbps以上の良好なインターネット環境で作業しております。

どちらも挙動が「早い」とは言い難い状況です。

しかし、freeeにおいては、メンテナンス等で挙動が遅い、一部機能で動作エラーが生じたことを確認しました。

 

クラウド税理士 海老名の結論

これらから、税理士海老名の実際の使用感は、マネーフォワードクラウドの方が断然上です。

お客様にもマネーフォワードクラウドをおすすめしております。

 

2 税理士からの評判

「決算を急がなければならない」
「税理士とトラブルになった」

といった場合は、税理士を見つけて決算を依頼することになります。

その際、特定の会計ソフトしか使用していない税理士もおりますが、どの会計ソフトも対応する税理士も多くおります。

その際、お客様はもちろん、税理士が使いやすいと感じるような会計ソフトを選ぶのがリスク管理上賢明です。

 

税理士が使いづらいと感じる会計ソフトでは、処理のミス、決算処理の遅延といったリスクが生じます。

また、税理士に依頼したものの実際には無資格の職員が作業することとなると、さらにそのリスクが増大します。
(新人職員ならなおさらです)

 

クラウド会計ソフトはサーバにアクセスする都合上、挙動がインストール型ソフトに比して遅くなります。

いくつものお客様を抱える会計事務所が、慣れないクラウド会計ソフトを使用すると時に致命的なミスをする危険性があります。

ホームページにクラウド会計OKと記載している税理士に依頼することをおすすめします。

 

税理士からの評判はというと…

freee から 

マネーフォワードクラウド への移行

  何人もおります。
マネーフォワードクラウド から freee への移行  同業者で1人おります。
freee 一本

いらっしゃいます。

当初からfreee一本の方が多いです。

マネーフォワードクラウド 一本

いらっしゃいます。

当初からマネーフォワードクラウド一本の方に加え、freeeから移行した方が多いです。

freeeはあくまで営業の一環というスタンスという方もいらっしゃいます。

また、請求機能との連動の観点からマネーフォワードクラウドを推奨する公認会計士の方が複数いらっしゃいます。

マネーフォワードクラウド、freeeともに自社の優位性を訴えておりますが、少なくとも税理士の間ではマネーフォワードクラウド優勢なようです。

士業専門のホームページ作成業者の話でも、税理士・公認会計士からのfreeeに対する評判は芳しくないようです。

 

えびな税理士事務所では

マネーフォワードクラウド、freeeどちらも対応します

えびな税理士事務所は、双方のクラウド会計ソフトに対応しております。

なお、初めてクラウド会計ソフトをご利用の際はマネーフォワードクラウドのご利用をおすすめしてます。

また、各種会計ソフトからマネーフォワードクラウドへ移行する際は、会計データを適切に移行しますのでご安心ください。

 

招待後すぐに決算処理いたします

申告期限直前の場合も、ご安心ください。

打ち合わせ前に招待頂くことで、入力状況を事前にチェックすることができ、打ち合わせをスムーズにすることができます。

スピーディーに申告を終え、事業に専念することができます。

まずはお問い合わせフォームよりご連絡ください。

申告までの詳細なスケジュール(最短2日で完了)をお知らせいたします。

 

それでもどちらか迷うという方へ

ご対面の際、双方の入力画面をお見せし、使用感を確認いただくことが可能です。

無理にクラウド会計ソフトをすすめることは一切しません。

クラウドとはいうけれども、やっぱり使い慣れた弥生会計がいいというお客様もたくさんいらっしゃいます。

まずはお気軽にお問い合わせください。

 

決算レポートを必ず作成します

クラウド会計でもインストール型ソフトでも、最後にお客様へ決算の内容を説明するのは生身の人間、税理士です。

えびな税理士事務所の税理士海老名は、文章の作成能力、説明の分かりやすさに自信があります。

申告にあたっては、決算内容の説明を口頭で説明して決算書と納付書をお渡しして終わり、ということはしません。

分かりやすい決算レポートを書面でご提示し、申告内容だけでなく、進行期のアドバイスも必ず行うことをお約束します。

 

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