税理士試験に合格する人の勉強時間

東京都目黒区の税理士 海老名洋明です。

本年は新型コロナウイルスにより社会に多大な影響を及ぼす事態が続いております。

経営に苦しんでいる事業者の方が多い情勢下でも、事業を軌道に乗せた方もいらっしゃいますし、過去から真摯に事業に取り組んできた事業主の方々は、売上が落ちながらもお客様の有難さを身に染みて感じつつ力強く事業を継続しています。

苦しい事業者を支えるのは我々税理士の役割です。

中でも30-40代の「若手」の事業主の方々の税務、精神的な面で支えるのは、税理士の中でも「若手の」税理士です。

でも、「若手の」税理士は東京ですら大変不足している状況です。
今年の第70回税理士試験(無事に実施されました)は当初実施されるかすら危ぶまれた状況でした。

  • 経理(仕訳を起こした経験なし)、税務(申告書すら見たことなし)の実務経験なし
  • 日商簿記3級も1度落ちた

そんな私が第62回税理士試験(受験2年目から毎年何かしらの科目に合格、5年目で5科目官報合格)受験勉強に専念した2年弱の間、毎日続けた勉強法をお伝えします。

細かい勉強方法は、これくらい勉強して入れば自ら工夫して構築できるはずです。
ましてや大卒または大学院卒レベル(卒業論文、修士論文に真面目に取り組んだ方)ならできて当然の課題です。

 

税理士試験受験勉強専念中(当時29歳)の一日

勉強時間 内容
30分 7:36発のバス(始発駅に近いため着座、並んでいる段階からテキストを読んでいた)→8:05位に地下鉄駅着 30分(冬はもっとかかる)
15分 8:10位に地下鉄乗車(着座)→8:30くらいに予備校着
60分 8:30から9:30(授業開始時間)まで 万年筆で裏紙に条文を書きなぐる

※授業が始まる前の段階で1時間以上勉強していました。授業がない日も予備校に通っていました。

勉強時間 内容
180分 9:30-12:30授業(5列目中列左寄りの指定席を1年間死守。本気だったので授業中は寝ていません。)
12:30(自習室の席確保後)-13:00 昼食(校内で弁当を買って食べた後はすぐに自習室へ)
240分 13:00前-17:00過ぎ 自習室
17:00過ぎ-19:00 帰宅時間(たまにチョコレートの買い物。カラフルなリッターアソートが好きでした)
19:00-20:00 夕食、風呂
240分 20:00-24:00
12-13時間 1日の勉強時間の合計(まだまだ勉強したかったものの、翌日の授業や模試に備えて「早く」寝ていました。

 
休校日は移動時間がないため、移動時間が勉強時間に加わります。授業の日は、毎回新しいことを知ることができて楽しくて仕方なかったですね。

土日祝日、盆休み正月休みはありません。

自分の未来がかかっているのですから、おせちを食べるより勉強していた方が安心しますよね?気が張っているので風邪は一度もひきませんでした。

国家資格なのだから試験が難しくて当然です。毎年各科目1割超合格するのですから厳しすぎるとは思いません。

試験が難しいとか不適切とか、試験制度ましてや税理士制度について国税庁(国家公務員資試験に合格した人間です)に対して意見するのは登録してからの話です。

税理士法を知らない受験生に、税理士法に意見する資格などありません。

 

合格できない若手の方へ

上記の勉強時間に満たない方は、勉強の質・量ともに税理士になる確率は落ちるでしょう。

税理士に限らず、弁護士、公認会計士など難関資格に合格される方は、熱意があればこれくらいの勉強は当たり前のようにこなしています。

もちろん失うもの、苦しむこと、涙、たくさんあります。
だからこそ今の仕事をありがたく、熱意をもって取り組むことができるのです。

あなたを待っている若手の事業者の方々がたくさんいます。

なのになぜ、試験が難しいとか仕事が忙しいとか言い訳をするのですか?同年代の経営者は言い訳無用の世界で、自分と従業員を守るために命懸けで頑張っているのですよ?

弁護士の先生も公認会計士の先生も、そんなみっともない言い訳をせずに本気で勉強した方が合格し、クライアントへオリジナルのサービスを提供し評価を頂戴し、自らの人生を切り開いています。

弁護士、公認会計士へ資格付与や試験問題といった、試験制度について物申すのでしたら、法的三段論法や一般に公正妥当と認められる会計処理の基準を理解してからにしてください。

あなたは税務通達に少し詳しくなっただけの存在に過ぎません。

 

将棋の永瀬2冠の勉強時間

将棋の藤井2冠の研究相手である、将棋の永瀬2冠はプロになるために

  • 小学生 平日5時間、休日7-8時間
  • 中学生 7-8時間
  • 高校生 10時間(将棋の勉強のため中退したようですが)

の将棋の勉強を(質も高かったのでしょう)10年に渡って続けたそうです。当然休みなしです。
それに比べると税理士試験の勉強期間は本気になれば短いものです。

その苦しみを乗り越えたからこそ、実力もさることながら、謙虚な姿勢に繋がっているとくみ取れます。

  • 自分がこうなりたい
  • 顧客にこんなサービスを提供したい、オリジナルのサービスで顧客の喜ぶ顔を見たい
  • 同年代のクライアントの想いを共有したい(お互い、失って泣いて、苦しんでいるからこそ、仕事に厳しくても根はとても優しい方ばかりです)

と思うとこれくらいの勉強は理不尽でも何でもなく喜んですべきものではないのでしょうか。

 

 

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