~封筒は開封したら捨てる~
東京都目黒区のファイリング・デザイナー税理士 海老名洋明です。
前回は、節税へ導くレシート・請求書のまとめ方のコツの3つ目として「封筒はまずは開封する」をご紹介しました。
封筒類は、内容を理解できるかどうかはともかくまずは開封して、内容ごとにまとめておくことをご説明しました。
多くはお金が出ていく面白くない内容ですが、中には給付金のお知らせといったお得な情報もあります。
開封せずに捨てることはせずに、まずは開封してみましょう。
今回はコツの4つ目として「封筒は開封したら捨てる」をご紹介します。
前回は開封した書類の取り扱いをご説明しましたが、今回は封筒そのものの取り扱いです。
公的機関から送られてくる書類の封筒の多くは窓付きのA4三つ折りタイプとなっています。
長辺とじ、短辺とじの双方ありますが、どちらにせよ、糊付け部分を丁寧にはがすかハサミやカッターで切るかにより、書類を取り出すことと思います。
封筒は捨ててしまう
書類をきれいに保存することを考えて封筒に戻したくなる気持ちはよくわかります。
取り出した書類を封筒に戻すとき、書類が封筒の角に当たってやりづらくありませんか?
封筒に入れることによるデメリットはほかにもあります。
①いつのどのような内容の文書なのか一目でわからなくなる
②案外封筒そのものをなくしてしまいがち
③封筒を束にするとかさばってしまう
④イレギュラーな形なので、適切な保管スペースがない
日付や連絡先はたいてい同封されている書類にも書いてありますので、わざわざ封筒を保存する必要はありません。
家庭用でも再利用する場面はほとんどありませんので、封筒は捨ててしまうのがおすすめです。
必要な書類だけを開いて、A4の三つ折りの書類は折り目を開いて、クリアファイルに入れましょう。
広告やお知らせも読んだら捨ててしまう
公的機関、民間問わず、封筒の中にはお知らせや広告宣伝の印刷物がたくさん同封されています。
送り手の一方的な都合で送っているもので、受け手にとってメリットがない場合が大多数です。
関係ないものはごみ箱か再生紙入れに直行させましょう。
関心のあるものについても、多くはインターネット上で情報を手に入れることができます。
確定申告時期にこれらの紙は障害物にかわってしまいます。
シールタイプのはがきで届いたものについても、料金等のページ以外については切り取って捨ててしまいましょう。
ファイリング・デザイナーとは、紙や電子による書類整理のプロフェッショナルで、一般社団法人日本経営協会が主催する検定の合格者に与えられる資格です。
えびな税理士事務所の税理士海老名は、ファイリング・デザイナー1級資格を取得しており、当事務所では環境に優しいペーパーレス事務所を実現しています。