色彩コーディネーター税理士が教えるきれいな資料の作り方①~色の3要素~

東京都目黒区の色彩コーディネーター税理士 海老名洋明です。

今回より色彩コーディネーター税理士が教えるきれいな資料の作り方と題して、オフィス業務における資料の作成にあたって、相手をうなずかせる資料の作り方のちょっとしたコツをお伝えします。

そのコンセプトは

①簡単(細かな設定は不要)

②迅速(いらないものは省く)

③きれい(美的)

の3点です。

 

えびな税理士事務所の代表 海老名は中学時代の美術の成績はいつも「3」でした。

いたって普通の美的センスしか持ち合わせていません。

しかし、大学時代に色とりどりの海藻に触れ、工場勤務時代に標識の色のルールを学び、上場企業・会計事務所勤務時代に開示文書を作成した経験から、見やすい文書には「カタチ」があることを学びました。

 

「カタチ」のひとつとして色使いがあります。

しかし、社内・社外を問わず、みな我流で文書が作成されているため、他人から見ると「見づらい」「センスが悪い」と感じる文書が世にあふれています。

 

今回はきれいな資料の作るための理解の前提として、色の要素について紹介します。

 

色には3つの要素があります。色を3つの要素に切り分けて考えることは、今後の文書作成においても役に立つはずです。

 

色の要素1 色合い(色相)

赤、黄、緑、青、紫といった言葉で誰にでも通じる「色そのもの」を表します。

これらの色は全くの別個の存在ではなく、互いに連続して色の輪を作っています(色相環)。

また、赤は暖かい感じ(転じて情熱的、女性的など)、青は寒い感じ(転じてクール、男性的など)、

というように色の暖かみを示す要素でもあります。

 

色の要素2 明るさ(明度)

色合いとは別に「明るい」色、「暗い」色などと表現で区別します。

鮮やかな黄はと鮮やかな青を比べると黄の方が明るいです。

明るい色は軽い・さわやか、暗い色は重い・落ち着いたというような色の軽さ重さを示す要素であります。

 

色の要素3 鮮やかさ(彩度)

色合いや明るさとは別に「あざやかな」色、「くすんだ」色などと表現して区別します。

「派手」や「地味」といった印象に大きく影響を与えます。

赤の原色のスーツが派手な印象を与えるのは、彩度が高い鮮やかな色であるためです。

 

これらの3つの要素ついては専門的には数値化されます。

理屈はともかく私たちはこれらの特徴を直感的に理解しできれば十分です。

 

次回からは、毎日数字を扱うひとり事業主の方、経理部署や会計事務所において役に立つ色の使い方をお伝えします。

 

色彩コーディネーターは公益社団法人色彩検定協会主催の色彩検定に合格者した者に与えられる称号です。

えびな税理士事務所代表 海老名は2級色彩コーディネーター資格を保持しています。

 

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